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最近になって、子どもたちの示すいろいろな行動が、生活環境の変化に原因があるのではないかということと並んで「食べる」こと(中身・形態など)とも深く関わってきているのではないか、と言われるようになってきました。
孤食・個食・インスタント食品の氾濫、包丁・まな板文化の消失などの様々な問題も子どもたちの身体・心の成長に大きく影響し、今までよく言われてきた「食べられない子・噛めない子」という子どもの姿が「食べたがらない子」という姿に変わってきて、「生きていく力」「自分を自分で守っていこうとする力」ということさえも危ぶまれだしています。
生きていくための大切な土台となるこの乳幼児期に心も身体もより健やかに育つために「食べること」の占める位置はとても大きいです。ただ口にさえ入れればいいというだけでは決してないと思います。また、家庭でどんなものをどんなふうに食べているのかも大きく影響してきます。家庭と保育園がともに学び「食べること」の大切さを一緒に確認しあえる1年1年になればと思っておいります。

子どもの成長にあわせた食事
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椅子は足の裏が床に着く高さにして!
椅子は座ったときに足の裏がしっかり床に着くことを大切にしています。足が床から浮いていては食事に集中して、しっかりと噛むことができません。 | ![]() |


道具よりも食べる意欲!!
手づかみで大きな口をあけて食べる姿はまさに食べる意欲!手の動きが育つにしたがってスプーン、はしを上手に使えるようになってきます。まず食事は「食べたい!」という意欲が大前提です。道具で食べることを強要すると子どもの食べる意欲が萎えてしまいます。 | ![]() |


子どもが自分で扱える食器
食器は陶器のものを使っています。(大きさ、重さは各年齢に応じて)食材を引き立てて、食事がおいしく感じられるからです。「子どもはすぐに食器を落として、割ってしまう」と思うかもしれません。でも「落としたら割れる」というのも大事な経験です。(物を大切にする心が育ちます) | ![]() |

